■陸上自衛隊の新型迷彩服■
日本陸軍では、日露戦争に際して戦時服が定められ、その後それが通常勤務服(45式)に採用された例があります。
警察予備隊・保安隊を前身とする陸上自衛隊では、戦闘・戦争を連想させる迷彩服は、周辺諸国を刺激する可能性があることから、非軍事的な作業服とも解釈しうるOD(オリーブドラブ)一色の戦闘服が長らく用いられました。
この旧タイプの戦闘服も、正式名称は「作業服」とされています。
 
また、階級章も白色の線等で表されていましたが、その場合には階級章が迷彩効果を大幅に削ぐ問題点がありました。
そこで、1973年頃に北海道における大規模な(特にソ連(現ロシア)との)地上戦を想定し、北海道の植生において迷彩効果の高い迷彩服1型を採用しました。
これに加え、1985年頃から階級章も同時期の米軍に倣い、より目立たないOD地に黒線の物に変更されました。
 
その後、冷戦終結後である1991年頃に、日本全国の植生において迷彩効果の高い新型迷彩服(迷彩服2型)を採用する事となりました。

以前は、恒常業務にはOD色の作業服を着用し、迷彩服は演習時のみ着用していましたが、現在では殆どの部隊で、恒常業務でも迷彩服を着用しています。
 
2007年以降、迷彩服2型のマイナーチェンジモデルである迷彩服3型が配備されています。
航空自衛隊でも、青磁緑色の「作業服」のほか、迷彩柄の「迷彩服」(陸自とは別パターン)が用いられています。
海上自衛隊は、警備職種等、迷彩服を着用する必要性の高い隊員のみ、陸上自衛隊と同様のパターンの迷彩服を着用しています。
 
■自衛隊の車輌■
陸上自衛隊の車輌は元々OD単色で塗装されていましたが、1990年代に入り、茶色や黒などを使った大柄の迷彩塗装が施されるようになりました。

現在の陸上自衛隊の車輌の大半(トラックなどは除く)は、この迷彩塗装が施されていますが、イラク派遣の際には、迷彩服と同じく「日本の平和復興部隊の駐留」であることを強調するため、OD単色に塗り替えて派遣されています。
航空自衛隊は、パトリオットミサイルや軽装甲機動車のような戦闘車両を保有していますが、陸上自衛隊のように迷彩塗装は施しておらず、OD単色で塗装されています。
 
■航空機■
航空自衛隊の航空機には、以下の3種類が採用されています。
・空中や駐機中に効果を発揮するグレー単色のロービジ塗装(F-15/F-4など)


・海上を飛行する際に効果を発揮する海洋迷彩(F-2/F-4/UH-60J)


・低空飛行時に効果を発揮する森林迷彩(RF-4)

 
海上自衛隊ではアメリカ海軍に倣い、ノーズを黒、上面を海の照り返し(白)下面を空(ライトグレー)と同化させる3色の洋上迷彩で統一していましたが、アメリカ海軍がグレー単色のロービジ塗装に変更すると、固定翼哨戒機(P-3C/P-1)にはグレー単色のロービジ塗装、哨戒ヘリ(SH-60Jなど)にはロービジ塗装から下面のみ白色とした低空用の洋上塗装を。

救難機には濃青色とグレーの洋上迷彩に変更しています。
陸上自衛隊の航空機は基本的に車輌と同じ迷彩塗装が施されていますが、一部の機体(EC-225LP/LR-2)は、ノーズと排気口周辺を黒、下面をライトグレー、上面を青、中間を白にした独自の4色塗装としています。

以上、自衛隊の迷彩の推移についての解説でした。
日々、国防の最前線に立ち、災害が起これば救助に向かう、我が国の「自衛隊」
自衛隊そのものに対して、様々な見解を見聞きしますが、私個人としましては日本人としてその活動には敬意すら感じています。

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