「ミリタリー」というとアメリカ軍がメインになってしまいますが、自衛隊は大好きなので個別記事として書いていきたいと思います。


 
■自衛隊の迷彩服■
陸上自衛隊では、迷彩柄は威圧感や戦争色をイメージさせるためか、OD(オリーブドラブ)が多く用いられていました。
 
昭和後期には迷彩柄が用いられるようになりましたが、北海道の笹藪を元にデザインされたといわれる迷彩パターンは、一部地域を除き、近距離では逆に非常に目立つものでした。
特に、基本色の薄緑色の部分は、洗濯をするうちに水色のような発色をし、敵に察知されやすいと不評でした。
 
そのため平成期になり、新型の迷彩パターンが研究されるようになりました。

1992年には迷彩2型(新型迷彩)の戦闘服の支給が開始(後に、作業服も迷彩化)
新型迷彩は日本の様々な山野の風景をコンピュータ処理し、日本の気候風土に合った迷彩パターンをドット化してデザインしたもので、旧迷彩よりも大幅に性能が向上しました。

現在は、戦闘服と作業服がこの新型迷彩へ移行し、旧迷彩やODを見かけることは殆どなくなっています。
 
2004年、イラクのサマーワへの自衛隊派遣では、各国が砂漠地帯用の迷彩パターンを採用した被服を用いる中、自衛隊は「日本の平和復興部隊の駐留」であることを強調するため、緑色の迷彩パターンの被服(防暑服4型という特注品)を採用しました。
イラクなどのイスラム圏では緑は高貴な色とされており、それを踏まえ戦闘部隊ではないという意味をこめたとも言われています。
 
このように、砂漠用の迷彩を使用してこなかった陸上自衛隊も、被狙撃防止の観点から、現在は砂漠用迷彩を採用しています。
この迷彩は2型迷彩のパターンを踏襲し、色合いを砂漠用に変化させたもので、海上自衛隊の哨戒機を護衛するためジブチに展開している部隊が2010年から使用しています。
 
航空自衛隊では、高射部隊(防空部隊)や基地警備隊において、陸上自衛隊のものとは異なる迷彩服(陸自の旧型迷彩の色違い)を採用しています。
近接戦闘を重視した細かいドットの集合である陸自の新型迷彩に対し、空自の迷彩は遠距離からの視認性低下を重視した大柄で茶色がかったパターンとなっています。

2009年からは、その後継としてグレーを基本色としたデジタル迷彩が採用されており、また、空自は湾岸戦争時に自衛隊として初めて6Cデザート(チョコチップパターン)の砂漠用迷彩服を採用し、邦人救出作戦に備えました。
実際に出動することはなかったため、この迷彩服が使用されることはありませんでしたが、後のイラク派遣の際には陸上自衛隊と異なり3Cデザート(コーヒーステインパターン)の砂漠用迷彩服を使用しています。
 
自衛隊の迷彩 - 後編 - に続きます

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