- 3 - 「ROUTE 66」復活、その与えた影響
 
 
新しい州間高速道路には、1本たりとも国道66号線を完全に置き換えたものはなく、国道66号線のルートは以下のように5本の州間高速道路に分割されてカバーされました。
I-55 - シカゴ・セントルイス間
I-44 - セントルイス・オクラホマシティ間
I-40 - オクラホマシティ・カリフォルニア州バーストウ(Barstow)間
I-15 - バーストウ・サンバーナーディーノ間
I-10 - ロサンゼルス都市圏内、サンタモニカまで
 


廃線後、道路は様々な形に転用され、国道66号線の沿道の多くの都市では、道路は州間高速道路を補完する通勤道路(business loop)となり、州道、郡道、市町村道、私道となった部分もありました。
道路としては完全に使われなくなった部分もあった一方で、ミズーリ州スプリングフィールド・オクラホマ州タルサ間のように、保存されている部分も数多く存在するため、現在でも、ルートの80%以上は緻密な計画のもとに車でたどることが可能です。
 
 
 
この国道の66という数字は各州の州道に引き継がれていて、ミズーリ州道66号線、266号線、366号線はすべて国道66号線のルートでした。
オクラホマ州道66号線は近くを通るターンパイク(有料道路)の無料のバイパスとしての役割を果たしており、アリゾナ州ではアリゾナ州道66号線となり、キングマンへと通じています。
ロサンゼルス東郊のサンバーナーディーノ等いくつかの都市では、フットヒル大通り(Foothill Boulevard)をカリフォルニア州道66号線としています。
 
インターステートの完成で役目を失ったルート66は、1988年に廃線と成りますが、ルート66復活の立役者、エンジェル・デルガディーロと友人達が、ルート66の保存と発展の為の非営利的「Histric Route 66 Association Arizona」を立ち上げ、アリゾナ州の議会に、歴史的なルート66の保存を認めるよう働きかけ、復興運動の甲斐あり、歴史的な道・ルート66は、再び地図上に名前が刻まれ、The National Register of Historic Placesに登録されることとなりました。
 


1946年、ジャズピアニスト・作曲家のボビー・トゥループは、自ら国道66号線を走ってカリフォルニアへ赴き「ルート66」という楽曲を書き上げました。
楽曲のタイトルはトゥループの最初の妻、シンシアが思いついたもので、ナット・キング・コールの歌唱によりこの楽曲は大ヒットしました。
この後、この楽曲はジャズ・スタンダードとしてローリング・ストーンズを含む数々のアーティストにカバーされることになります。
 
「ルート66」にちなんだテレビドラマも放送され、代表的なのは1960年から1964年にかけてCBS系列で放送された「ルート66』」が挙げられます。
シボレー・コルベットに乗った2人の若者、トッド(Tod)とバズ(Buzz)は冒険を求めてアメリカ中のハイウェイを走っていく物語ですが、多くのシーンはロケで撮影されたにも拘らず、タイトルとは異なり、実際に国道66号線がロケ現場となることはほとんどありませんでした。

このドラマの放送をきっかけに、コルベットは「ルート66」に最も関係の深い車となりました。
コルベットと並んで「ルート66」に関係の深い車に、キャディラックがあります。
テキサス州アマリロの近くにはヴィンテージもののキャディラック10台を並べ、先頭を地中に沈めて立たせた「キャデラック・ラーンチ」というモニュメントがあります。
ファッションとしては、Kマートで売られているジーンズのブランド「ルート66」が挙げられます。
 
1995年に公開されたディズニー社の映画「グーフィー・ムービー ホリデーは最高!!」では、グーフィーとマックスが国道66号線を走ってバカンスに出かけるシーンが。
2006年公開のディズニー社の映画「カーズ」は、国道66号線沿線の小さな町を舞台としており、この映画は当初『ルート66』というタイトルで公開される予定であったようですが、前述の1960年代のテレビドラマと混同しやすいという理由から改名された経緯があるそうです。
ドラマ「プリズンブレイク」にもルート66は登場し、ドラマの個別タイトルにもなっています。
 
 

「ROUTE 66」の歴史をかいつまんでご紹介しましたが、「ROUTE 66」はアメリカ近代文化の縮図ともいえるように、文化を語る上で大きな柱の一つであるといえるでしょう。
戦後、日本がアメリカの影響を受けてきた流れから、映像や音楽を通じて、例えば砂漠の中を地平線まで続く道、錆びたブリキのプレート、ネオンサイン等、なんとなく日本人には印象が残っており、アメリカに行ったことがない日本人でも、なぜか懐かしさを感じる人もいるのではないでしょうか。

ノスタルジックで心なごませる「ROUTE 66」をぜひアナタも。
 
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